妊娠、そして中絶までの話【2】

妊娠、そして中絶までの話【1】のつづき

心が壊れていく

妊婦検診は毎回問題なく、むしろ雑なくらいで、私はちょっと苦手な産婦人科でした(-.-;)
つわりが酷くて1度検診以外で受診した時、看護師さんに「何回吐いた?」と聞かれ、「3回くらいです…」と言うと、「え?たった3回?私なんか1日に30回は吐いてたよ(笑)」と言われ、メンタルがボロボロになった記憶があります。

妊娠がわかる前から、私は精神科に通院していたので、飲める薬は飲んで、精神科の治療も続けていました。
しかし、夜は寝られない食事は取れない体重はみるみる減っていく
もともとうつ状態にあった私の心はどんどん壊れていきました。
つわりの恐怖夜の吐き気のつらさ産婦人科での扱われ方
全てが私の心に不安としてのしかかり、ついには
「もうごめん。死にたい。」
そう口にしていました。

望んだはずの嬉しくてめでたい妊娠。
当たり前ではない、命を授かるということ。
それはもちろん簡単でも楽なことでもありません。
しかし、世の中のお母さん達はみんな辛いのも苦しいのも乗り越えて、命を育てている。
本当にすごいし、私もそうなりたいと思っていました。

でも、もう心が悲鳴をあげていました。

夫も、毎日「死にたい」と口にする私を見て、泣きながら「何も出来なくて本当にごめんね」
と言っていました。
「頑張れとは言わない、よく頑張ってる」
そう言ってくれました。
そして、ついにその決断をします。

次に続きますm(_ _)m