妊娠、そして中絶までの話【4】

妊娠、そして中絶までの話【3】つづき

中絶手術

手術は入院せず、日帰りでできるものでした。
当日。指定された時間に指定された荷物を持って病院へ。

まず午前中に手術のための前処置を行いました。
子宮の入口を広げるためのものを挿入する処置です。
とても、とても辛かったです。
痛みも少しありましたし、あまり気持ちの良い感覚ではありませんでした。

そしてその前処置から3時間後。
手術のために、心電図や点滴に繋がれ、処置室で1人で待っている間、
「やっぱりやめようかな、、」
そんなことも考えました。
でも、私の精神状態でこの子は育っていけない、私自身も危ない。
自分を勝手に正当化して、言い聞かせていました。
そして、いよいよ手術。
点滴の管から全身への麻酔薬が入りました。
背筋が冷たい感覚が私の最後の感覚でした。

手術後

目が覚めると、もう手術開始時刻から2時間半も経っていました。
「あぁ、終わったんだ、終わらせてしまったんだ」
大きな大きな罪悪感と、少しの安堵感でした。
内診室であらためてエコー確認をすると、
もう綺麗に居なくなっていました。

「綺麗になってますね、傷も特にありません、大丈夫ですよ」

お医者さんの言葉が突き刺さって、何も言えませんでした。
その後もいろいろな説明を聞き、薬を貰い、帰りました。
術後、全身麻酔薬の副作用で嘔吐してしまいました。
中絶手術は、何もかもが壮絶でした。

次で最後ですm(_ _)m
長くなってごめんなさい(ToT)