妊娠、そして中絶までの話【3】

妊娠、そして中絶までの話【2】つづき

中絶の決断

このままでは私の精神疾患が悪化し、もしつわりがおさまっても、妊娠の状態を続けることは難しい。
ましてやその後出産、育児と考えると、今の精神状態では到底できない。
そう考え、中絶をすることを決めました。

沢山悩みました。沢山泣きました。
そしてこの決断が、正しいとも思っていません。間違っている、最低な行為だ、と非難されるくらい酷いことだということも、もちろん理解した上で、中絶という決断をしました。

中絶の手術ができる病院を予約し、わずか4日後に手術の予約
診察で中絶の意志を伝え、感情を殺して淡々と説明を聞きました。
同じ病院待合室にいるほかの妊婦さんに顔を見られたくなくて、1番隅の端っこに座りました。
もし知られたら、責められる気がして。
私は悪いことをしているんだ。間違ったことをしようとしているんだ。私がいけないんだ。
そう思いました。

この子と過ごすのもあと4日。
中絶の手術の予約をしてからは、毎日毎日泣きました。
泣くくらいなら中絶しなければいい、頑張ればいいのに。
そんな声も聞こえました。思いました。
でもその時の私には、もう続けられなかったのです。

続きますm(_ _)m