高校時代のパニック障害について【1】

今日は高校時代に経験したパニック障害について書きたいと思います。

私がパニック障害を発症したのは高校3年の春です。

高校は、自宅から電車に乗って約1時間、電車を降りて徒歩15分の場所にありました。

そもそも長い電車通学も、満員電車もとても苦手でしたが、なんとか2年間通いました。そして3年生の春、電車内で気分が悪くなってしまいました。

満員電車で座ることができず、ふらふらしながら立っていて、高校の最寄り駅まで我慢できず、手前の大きな駅で降りました。

なんとか駅員さんに声をかけて、医務室まで案内してもらい、休んで、その日は学校へ行かずに帰りました。

そして次の日、いつも通り朝電車を待っていて、乗ろうとしたのですが、どうも乗る勇気が出ず、1本、また1本と電車を見送っていました。

気分が悪くなった恐怖から、電車に乗ることができなくなってしまったのです。

この時から、メンタルクリニックに通い、カウンセリングや服薬による治療を始めました。

閉鎖された電車という空間、すぐに助けを求められないということ、そのことに大きな不安と恐怖を感じてしまいました。

その日から通学することが困難になり、結果としては不登校状態になりました。

でもなんとか通わなければならない、通わせなければならない、という両親の思いから、片道1時間半の道のりを車で送り迎えをしてもらうことになりました。

この時は私自身症状が重かったため、あまり鮮明には覚えていないのですが、慣れない道を長時間運転してくれた両親に、今はとても感謝しています。

送り迎えのおかげで通えるようにはなりましたが、教室には入れず、保健室登校などをしていました。

 

ちょっと長くなりそうなので記事を分けて投稿することにします。